平成18年度採択 現代GP「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」

名古屋大学 現代GPキャリア支援・教育開発センター
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キャリア形成論(2008年度後期)

名古屋大学全学同窓会寄付講義

概要

全学教養科目
原則として後期は月曜2限に開講するが、「国民の休日」の振替日として例外あり、注意のこと
場所:全学教養棟S30(3階)
講義責任者:牧野正人(現代GPキャリア支援・教育開発センター特任准教授)

 2008年度後期の「キャリア形成論」(名古屋大学全学同窓会寄附講義)が、前期に引き続き、10月6日(月)から始まります。
 産業界、法曹界、職業会計人、行政サービスなど様々な分野で活躍されている本学先輩方が、ご自分のテーマに沿って講義をされます。先輩方が歩んでこられた、そして今歩んでおられるキャリア体験をもとに、きわめて変化が激しい情勢の中にある社会の動向を、またその職場で働くための心構え、知識、方法などをわかりやすく提示していただけると思います。まさに先輩方がどのようにキャリア形成されてこられたのかを一つの柱にして、種々の立場や視点から講義をされますので、学生の皆さんは、それを糸口にして積極的に質問し、自らのキャリアを考える糸口としてください。
 受講生の皆さんは、一回きりの講義を拝聴するだけでなく、連続して参加することによって、いろいろな職業にかかわっておられる先輩方の生き方や考え方について、対話を通じて学ぶようにしてください。必ずや皆さん自身のキャリアを構築していく上で、役に立つ機会になると期待しています。


過去のキャリア形成論
2007年度
2008年度前期



履修上の注意

【対象学年】全学2年生以上
【単位数】2単位
【教科書】各講師がレジュメを作成する
【成績評価の方法】
●レポート提出(4本)
  • 推薦図書感想文(3本):それぞれの講師が図書を推薦するので、そのうち3名の講師が推薦した図書3冊を選択し、各書につき1,500字程度(A4×1枚以内) で感想文を提出する。
  • 講師感想文(1本):期末に一人の講師を選び、印象に残った講義内容について感想文を提出する(1,500字程度、A4× 1枚以内)。
  • それぞれのレポートはワープロにて作成のこと。原則として手書き原稿は評価しない。ワープロ作成が困難な事情のあるものは、講義責任者に事前に相談の上、許可を得ること。
  • レポート上部には、標題、図書名(講師感想文の場合は講師名)、学部、学年、学籍番号、氏名を必ず明記すること。レポート上で標題、提出者等が特定できないものは、評価しない。
  • 提出要領(別途指示する)
●出席数:上記を総合的に判断して評価する。
【その他】
1.履修定員を超える場合は履修制限を行う。その場合は、許可されたものだけが履修科目登録ができる。
2.前回以前に「キャリア形成論」を受講したものは、今回を含む同一科目を履修することはできない。
【特記】
講義予定日が国民の休日等にあたる場合、開講できず授業日数が確保できない。従って、12月24日(水)と、1月8日(木)に振替授業日を設定するので、必ず出席のこと。


講義日程

  • 第1回:10月6日(月) 牧野正人「オリエンテーション:『なぜキャリア形成なのか・・・企業の企業の人材観から考える』」

  • 第2回:10月20日(月) 片岡大造「鉄鋼業から自転車と産学連携へ」

  • 第3回:10月27日(月) 藤井 稔「ドキュメンタリー番組とナレーション」

  • 第4回:11月10日(月) 依田直也「グローバル経済における国際人の育成と基礎教育の課題」

  • 第5回:11月17日(月) 舘本勲武「日本農業の再生と自給率の向上」

  • 第6回:12月1日(月) 松久久也「日本社会の行方と人生の創り方」

  • 第7回:12月8日(月) 渡辺喜長「教師という世界 〜無限の箱」

  • 第8回:12月15日(月) 林 和治「育てなおし・学びなおし 〜非行からのリハビリテーション〜」

  • 第9回:12月22日(月) 後藤幸一「映画監督の今・・・そして明日」

  • 第10回:12月24日(水)2限 岩田則子「国政と地域経済の現場をつなぐ〜その視点と心意気」

  • 第11回:12月24日(水)3限 鈴木國夫「医薬品産業と産学連携」

  • 第12回:1月8日(木)2限 大西隆信「日本の小売業の現状と課題 〜百貨店の仕事とは〜」

  • 第13回:1月8日(木)3限 林 義郎「常に新しい事業・新しいテーマに挑戦 〜努力すれば報いられる〜」

  • 第14回:1月19日(月) 吹野憲征「仕事を通じて出会う子ども達」

  • 第15回:1月26日(月) 牧野正人 総括「社会で働くことの意義」


講義内容

第1回:10月6日(月)
テーマ:「なぜ今キャリア形成なのか・・・企業の人材観から考える」
講 師:牧野正人 講義責任者
略歴
 1973年 早稲田大学法学部卒業
 1973年 大同特殊鋼(株)入社
      経理部、機械事業部、海外留学、人事部、研究開発本部等の後、
      愛知県経営者協会企画部長(出向)、人事部人材活用プロジェクト長、
      経営企画部関連人事担当部長を経て、現職
 2002年 名古屋大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了
講義内容
 *「キャリア形成論」を開講する狙いと目的
 *若年者就業基礎能力
 *キャリア形成の必要性

第2回:10月20日(月)
テーマ:「鉄鋼業から自転車と産学連携へ」
講 師:片岡大造 国立大学法人名古屋大学総長特命産学連携コーディネーター、
    (財)名古屋産業科学研究所PFC、(NPO)日本サイクルラック協会理事長、
    (NPO)自転車活用推進研究会顧問、学校法人香蘭女学校常務理事
略歴	
 1962年 名古屋大学法学部卒業
 1962年 日新製鋼(株)入社 本社勤務
 1973年 同自動車排気ガス浄化プロジェクトチームメンバー
 1989年 SAEメンバー
 1991年 同堺製造所副所長
 1991年 同男子バレーボール部長(監督は柳本晶一日本リーグチーム)
 1999年 日新製鋼グループ新和企業(株)常務取締役
 2004年 同社退職、現在に至る
講義内容
 *錆びとの戦い
 *排気ガスの浄化への取り込み
 *資源の争奪戦へ
 *継続可能な安全安心で、健康な社会へ
 *乗れば乗るほど健康になる自転車の活用
 *産学連携とNPO/全学同窓会
 *街に、社会に、世界に出て行こう

第3回:10月27日(月)
テーマ:「ドキュメンタリー番組とナレーション」
講 師:藤井 稔 中部日本放送(CBC)テレビ制作局生活情報部
略歴
 1989年 名古屋大学文学部卒業 
 1989年 中部日本放送入社 報道部、社会情報部、制作部、報道制作部などを経て
 2007年 テレビ制作局生活情報部、現在に至る
   1999年ドキュメンタリー番組「えんがわ」で芸術祭賞などを受賞、
   2002年「鉄くずキラリ」で民放連盟賞などを受賞、
   2004年「山小屋カレー」で日本放送文化大賞準グランプリ・
       ABU賞・放送文化基金賞などを受賞
講義内容
 『ドキュメンタリー番組とナレーション』 ~寓話『ウサギとカメ』を例に・・・~
 *「地味な」ドキュメンタリー番組を、ずっと作ってきました。
 *「ドキュメンタリー番組」の作り方
 *「ナレーション」に込める想い ~「語る」こと、敢えて「語らない」こと~
 *「テレビ表現」の可能性追求に関する私的考察
  
第4回:11月10日(月)
テーマ:「グローバル経済における国際人の育成と基礎教育の課題」
     なぜ今イノベーションが必要なのか。国際企業の人材育成を考える
講 師:依田直也 工学博士、(株)イノベーション経営研究所代表取締役社長
略歴	
 1954年 名古屋大学工学部応用化学科卒業
 1954年 米国フルブライト奨学金でハーバード大学院化学科留学(ボストン、3年間)
 1957年 ハーバード大学院卒業帰国 東レ(株)中央研究所入社
 1961年 米国アリゾナ大学マーベル研究室に博士研究員として留学
 1962年 東レ基礎研究所~開発研究所、
       数々の機能性高分子開発プロジェクトリーダを経て企業化
 1979年 東レアメリカ副社長(ニューヨーク駐在)
 1985年 東レ理事(ケミカル事業本部担当)事業推進部長
 1987年~92年 (株)東レ経営研究所専務取締役を経て代表取締役社長
 1993年~96年 慶応大学大学院招聘教授、同大学国際センター教授
 1996年~2007年 立正大学大学院経営学研究科教授
 2007年 (株)イノベーション経営研究所を創設、代表取締役社長就任、現在に至る
講義内容
 *「イノベーション」の真の意味は自己変革である
 *基礎知識・専門知識の十分な定着 「V字型人間」「T字型人間」
 *異文化交流により社会的人間関係を築け
 *マックス・ウェーバーの職業観(ベルーフ、コーリング)を学べ
 *独創的な仕事の完成には1)先を見透す先見性、2)責任感
  3)何よりも仕事をやりぬく情熱を持て

第5回:11月17日(月)
テーマ:「日本農業の再生と自給率の向上」
講 師:舘本勲武 デリカフーズ(株)代表取締役社長
略歴	
 1964年 名古屋大学農学部畜産学科卒業
 1964年 カーラ(株)入社
 1967年 東海パスカルシャリート(株)入社
 1979年 デリカフーズ(株)(現名古屋デリカフーズ(株))代表取締役
 1984年 東京デリカフーズ(株)代表取締役
 1986年 大阪デリカフーズ(株)代表取締役
 2003年 デリカフーズ(株)代表取締役社長(現任)、現在に至る
講義内容
 *日本農業の衰退原因
 *時代背景
 *日本農業の再生方法
 *自給率の向上

第6回:12月1日(月)
テーマ:「日本社会の行方と人生の創り方」
講 師:松久久也 (株)プレジデントワン代表取締役
略歴	
1976年 名古屋大学経済学部卒業
     (株)プレジデントワン代表取締役
     (株)エムアイティ代表取締役
     現在に至る
講義内容
 *自分探し
 *何が自分たちの将来を左右するのか
 *どのように人生をデザインすればよいか
 *社会が必要としている能力

第7回:12月8日(月)
テーマ:「教師という世界~無限の箱」
講 師:渡辺喜長 愛知県立旭丘高等学校教諭
略歴	
 1989年 名古屋大学理学部卒業
 2003年 愛知県立東郷高等学校、同半田高等学校を経て、現在に至る
講義内容
 *教師という仕事(学校における立場、社会における立場)
 *教師になって良かったこと、悪かったこと
 *教師からみた社会にとって必要な人材像
 *バレーボールという世界に踏み込んで
 *無限の箱

第8回:12月15日(月)
テーマ:「育てなおし・学びなおし~非行からのリハビリテーション~」
講 師:林 和治 多摩少年院長
略歴	
 1975年 名古屋大学教育学部教育学科卒業
 1975年 法務省入省 少年院教官となる
      矯正研修所教官、赤城少年院長、法務省矯正局少年矯正課長、
      川越少年刑務所長を経て
 2008年 現在に至る
講義内容
 *様々なことから犯罪・非行に陥った少年が、社会や学校に再適応して生きていける力を
  育むための教育は、「特別な教育ニーズ」に対応する特殊教育の一領域として、法務省の所管する
  少年院という施設において行われている。  *この教育を「矯正教育」といい、それを担当するのが、国家公務員採用Ⅰ種試験
  (区分:人間科学II)や法務教官採用試験(国家公務員採用Ⅱ種試験相当)により採用された
  法務教官である。  *少年院の教官としての現場経験や、監督官庁の立場での勤務経験等から、少年院や
  矯正教育の現状と課題を紹介しつつ、次代を担う少年の健全育成の在り方について考える。 第9回:12月22日(月) テーマ:「映画監督の今・・・そして明日」 講 師:後藤幸一 映画監督 略歴  1969年 名古屋大学文学部(仏文科)卒業       フリーの助監督として黒木和雄監督に師事  1978年 「正午(まひる)なり」で監督デビュー       プロダクション12設立、       以後「不良少年」「パイレーツによろしく」「新・雪国」監督。       テレビ映画多数あり  2004年 日本映画監督協会専務理事に就任、現在に至る   講義内容  *フリーランサーとして好きな道を  *私にとっての映画とテレビ  *映画監督という職業と仕事  *映画の明日とその可能性 第10回:12月24日(水) テーマ:「国政と地域経済の現場をつなぐ~その視点と心意気」 講 師:岩田則子 中部経済産業局地域経済部新規事業課長 略歴  1982年 名古屋大学法学部法律学科卒業  1982年 通商産業省名古屋通商産業局(現経済産業省中部経済産業局)入局       鉱山部勤務  1986年 中部近畿鉱山保安監督部へ出向  1988年 名古屋通商産業局へ戻り商工部消費者相談係長       以降、省エネルギー行政、企業立地行政、大店法、ベンチャー育成、       地場産業振興、バイオテクノロジー産業振興などを担当  2006年 総務企画部産業人材政策担当参事官  2007年 産業人材政策課長  2008年 現職 講義内容  *入ってみなくちゃわからない公務の職場  *日々のシゴト・喜怒哀楽  *社会に出て知る「自分」  *何のために働くのか 第11回:12月24日(水) テーマ:「医薬品産業と産学連携」 講 師:鈴木國夫 (財)名古屋産業科学研究所、中部TLOコーディネーター           (NPO)化合物活用センター常務理事      略歴  1966年 名古屋大学農学部卒業  1968年 名古屋大学大学院農学研究科修士課程修了  1968年 万有製薬(株)入社 岡崎研究所  1989年 県立静岡薬科大学薬学博士学位取得  1995年 万有製薬(株)研究開発企画室長  2000年 同研究開発本部副本部長(技術開発研究所担当)  2001年 同取締役(技術開発研究所長)  2004年 文部科学省所轄(財)科学技術教育協会顧問  1998年~2005年 名古屋大学大学院工学研究科、千葉大学理学部、           東京大学薬学部、京都大学理学部非常勤講師歴任 講義内容  *日本の科学技術は世界でトップクラス  *新しい日本の再生は高付加価値の製品を生み出す科学技術と精密産業  *産学連携の今後の課題  *産学連携は教育と研究の両面が必要  *若手研究者育成のためのシンポジウム紹介  *日本の縦割り社会を乗り越えた構造改革 第12回:1月8日(木) テーマ:「日本の小売業の現状と課題-百貨店の仕事とは-」 講 師:大西隆信 中部百貨店協会事務局長      略歴  1971年 名古屋大学文学部卒業  1971年 (株)松坂屋に入社  1999年 同静岡店販売促進部長  2001年 同MD本部雑貨仕入部長  2005年 (株)マツザカヤ友の会代表取締役社長  2008年 中部百貨店協会事務局長、現在に至る 講義内容  *日本の小売業の現状と課題について  *小売業の基礎知識  *私が百貨店で学んだこと  *百貨店の仕事とは 第13回:1月8日(木) テーマ:「常に新しい事業・新しいテーマに挑戦-努力すれば報いられる-」 講 師:林 義郎 元ボーダフォン(株)会長 略歴  1959年 名古屋大学工学部卒業  1959年 日本国有鉄道入社  1984年 日本テレコム(株)常務取締役  1991年 (株)東京デジタルホン専務取締役  1995年 同社代表取締役社長(J-フォン東京に社名変更)  2001年 J-フォン(株)代表取締役会長(ボーダフォンに社名変更)  2004年 ボーダフォン(株)最高顧問(~2005年)  2005年 (独)科学技術と経済の会理事、現在に至る 講義内容  *日本最初のオンライン・リアルタイム・システムの開発(国鉄)  *新規参入事業者(日本テレコム)の設立と長距離通信事業への挑戦  *携帯電話事業者(デジタルホン、J-フォン)の設立と携帯電話事業への挑戦  *失敗は成功の母(営業開始から10年で1兆5千億円企業へ成長)  *若者よ世界へ羽ばたけ 第14回:1月19日(月) テーマ:「仕事を通じて出会う子ども達」 講 師:吹野憲征 弁護士 略歴  1993年 名古屋大学法学部卒業  1996年 司法試験合格  1999年 名古屋弁護士会(現愛知県弁護士会)に弁護士登録  講義内容  *弁護士業務の内容  *子どもに関わる事件との出会い  *子どもの「育ち」について  *仕事のやりがい 第15回:1月26日(月) テーマ:総括「社会で働くことの意義」 講 師:牧野正人      講義内容  *今回の講義総括